250%定率法とは

次の方法のうち多い方を償却限度額とします。
 定率法 残存価額×定額法償却率×250%
 均等償却 残存価額÷残存年数           

大体耐用年数の8割経過すると均等償却が多くなり、均等償却に切り替えます。 

最終年に簿価1円残して償却します   

例)取得価額100万円法定耐用年数10年(定額法償却率0.1)の機械を
 3月決算法人が10月に取得した場合

経過年数        定率法 注1        均等償却   注1  残存価額
0年目 1,000,000
1年目               注3    125,000                   注3   50,000   875,000     
2年目  875,000×0.25 =218,750  875,000÷9.5=92,105   656,250
3年目  656,250×0.25 =164,062  656,250÷8.5=77,205   492,188  
4年目  492,188×0.25 =123,047  492,188÷7.5=65,625   369,141
5年目  369,141×0.25 = 92,285  369,141÷6.5=56,790   276,856 
6年目  276,856×0.25 = 69,214  276,856÷5.5=56,790   207,642   
7年目  207,642×0.25 = 51,910  207,642÷4.5=46,142   155,732
8年目  155,732×0.25 = 38,933  155,732÷3.5=44,494   111,238
9年目  111,238×0.25 = 27,809  155,732÷3.5=44,494    66,744
10年目    66,744×0.25 = 16,686  155,732÷3.5=44,494    22,250
11年目  22,250 - 1 =22,249            1


  注1 定率法の場合は定額法償却率に250%を掛けるため
 残存価額に掛ける率は0.1×250%=0.25になります。
 注2 均等償却は残存価額を残存年数で割って計算します。

 取得年度は稼動期間が6ヵ月ですので0.5年で計算します。
 注3 期中取得の場合は月数按分しますのでそれぞれ次ぎのように
  計算します。
  定率法 100万×0.1×250%×6/12=125,000 
  均等償却  100万÷10年×6/12=50,000
 注4 定率法より均等償却の金額が、多い年からは均等償却に切り替
   えられます。青字の数字が償却限度額ということになります。

☆実際の償却額が償却限度額以下の場合   

上記は、毎年償却限度額一杯実際に償却した場合の例ですが、法人の場合
償却限度額内であれば償却額は任意です。償却額を減らすと所得が増えます
が、赤字の年は償却を少なくして赤字をへらすことができます。
 例えば、上記の例で4年目の償却額を少なくして10万円、6年目の償却を無し
にすると次のように変わってきます。 

経過年数        定率法 注1        均等償却   注1  残存価額
0年目 1,000,000
1年目               注3    125,000                 注3   50,000   875,000     
2年目  875,000×0.25 =218,750  875,000÷9.5=92,105   656,250
3年目  656,250×0.25 =164,062  656,250÷8.5=77,205   492,188  
4年目  実際償却額  100,000  492,188÷7.5=65,625   392,188
5年目  392,188×0.25 = 98,047  392,188÷6.5=60,336   294,141 
6年目   実際償却額      0  294,141÷5.5=53,480   294,141   
7年目  294,141×0.25 = 73,535  207,642÷4.5=46,142   220,606
8年目  220,606×0.25 = 55,151  220,606÷3.5=63,030   157,576
9年目  157,576×0.25 = 27,809  220,642÷3.5=63,030    94,546
10年目    66,744×0.25 = 16,686  220,642÷3.5=63,030    31,516
11年目    31,516 - 1 =31,515            1

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